テレビの固定は【ベルト止め】でOK!|転倒防止対策をしながら掃除も楽々できる

地震対策×転倒防止

「地震対策を始めたいけど、何から始めればよいかわからない」
「家具やテレビをベルトで固定するって聞いたけど、本当に大丈夫?」
「壁やテレビ台にどうやってベルトを固定するの?」

地震対策で良く使用される転倒防止グッズとして、ベルトで固定するという方法があります。

「ベルト止め」は、家具や冷蔵庫などの大型の家具から、テレビなどの高額品まで、幅広く対応することができ、非常に人気の転倒防止グッズです。簡単で見た目にわかりやすいので、今まで地震対策をしていなかった初心者の方にもピッタリの対策となります。

この記事では、なぜ「ベルト止め」が必要なのか?「ベルト止め」のメリットや使用上の注意点などを、メーカー比較や口コミ調査をふまえた内容で徹底解説します。読み終わった頃には、自然に地震対策を始めているはずです。

この記事はこんな方にオススメ

●地震対策の初心者でこれから始めたいと考えている方
●地震対策でベルト止めを検討している方
●テレビの地震対策で有効な手段を知りたい方

他の転倒防止グッズが知りたい方

「ベルト止め」ってどんな転倒防止グッズ?

「ベルト止め」はこんな転倒防止グッズ

●対象物と壁をベルトでつなぐ
●ベルトの長さを調整

対象物と壁をベルトでつなぐ

「ベルト止め」は、守りたい対象物を壁とつなぐことにより、転倒を防ぐ耐震グッズになります。例えば、冷蔵庫の場合、天板と壁をベルトで繋ぎます。固定の仕方は様々で、粘着シートで貼り付けたり、木ネジで打ち付けたり、挟み込んで固定したりと多種多様になります。そのため、対象物も多岐にわたり、大型の家具から高価なテレビまで、万能に使用できることが魅力の転倒防止グッズになります。

ベルトの長さを調整

商品によってベルトの長さにも違いがあります。大型家具の場合は、家具の天板と壁の距離が近い為、短いベルトでも対応可能です。一方、テレビの場合は、テレビと壁、もしくはテレビ台との距離が離れているため、長めのベルトで固定する必要があります。ベルト自体は調整が可能なので、使用シーンに合わせた長さで設置することが重要です。

「ベルト止め」にはこんなメリットがある

「ベルト止め」のメリットとは

●取り付け簡単で見た目にわかりやすい
●強力なベルトで大地震にも対応
●対象物を傷つけない
●掃除のときも邪魔にならない

取り付け簡単で見た目にわかりやすい

「ベルト止め」の使い方は、対象物と壁をベルトで繋ぐだけと、非常に簡単です。固定方法は様々ですが、いずれも数分で対応できる内容で、大きくて重い家具を動かす必要もないので、簡単に実施することができます。また、ベルトで繋がっている見た目に非常に安心感があり、地震発生時にどのように活躍するのかイメージが湧きやすいです。

強力なベルトで大地震にも対応

「ベルト止め」は大地震にも効果を発揮します。商品の多くが、震度6強~震度7以上に対応しており、大きな揺れにも対象物を転倒させることなく強力に固定することができます。最大限効果を発揮するためには、ベルトの長さを適正にすることと、壁やテレビ台に強力に固定することが必要です。ベルトが切れることはまずありませんので、ご安心ください。

対象物を傷つけない

ベルト止めの固定方法に関して、対象物を傷つけない方法が主流になっております。代表的なのは、ベルトの両端に粘着シートがついており、対象物と壁をつなぐ方法です。ネジや釘を使用しないので、対象物に傷がつかず、賃貸のご家庭でも使いやすい商品となっています。震度7以上に対応しているものも多いので、安心して使用できます。

その他にも、クランプで挟み込んで固定したり、テレビであれば、既存のネジ穴にボルトで止付けたりと、傷をつけない方法が多く採用されています。

掃除のときも邪魔にならない

「ベルト止め金具」は掃除の際も邪魔になりません。ほかの耐震グッズは家具をがっちり固定してしまうのに対して、「ベルト止め金具」は完全には固定せず、ベルトで繋がっている状態になります。そのため、小物であれば位置をずらしたり、持ち上げたりできますので、掃除の際も邪魔にならずに済むのです。バックル仕様であれば、一時的に外して別の場所に移動することもできますので、楽に掃除をすることができるでしょう。

「ベルト止め」の選び方

「ベルト止め」の選ぶうえでのポイント

●何を固定したいのか決める
●固定方法の確認
●ベルトの長さを決める

何を固定したいのか決める

「ベルト止め」を選ぶ前に、まずは何を固定したいのかを決めます。なぜなら、対象物によって適した固定方法があるからです。例えば、テレビを固定する場合、テレビ側の固定方法はネジ止めになることが多いです。テレビの裏面にあるネジ穴を利用してネジで固定するため、ベルトの端に穴の開いた金具がついているものを選びます。このように、あらかじめ何を固定したいのかを考えておくことは商品を選ぶうえで非常に重要になります。

固定方法の確認

固定したい対象物を決めたら、次は固定方法を決めます。固定方法は主に3種類で、粘着シート、挟み込みクランプ、ネジ止めになります。固定には、ベルトの両端を止める必要がありますが、必ずしも同じ方法で固定する必要はありません。

例えば、テレビの場合、テレビ側の固定方法はネジ止めで、反対側は、粘着シートで壁に固定したり、テレビ台に挟み込みクランプで固定したりと違うことはザラにあります。ご自身の状況に合ったものを選ぶのがベストになります。

ベルトの長さを決める

商品を購入する前に必ずベルトの長さを確認してください。商品を購入して、いざ取り付けるときに長さが足りないといった状況を防ぐ為です。長さ調節は可能なので、長い分には困ることはありませんが、少し邪魔になったりもしまので、適切な長さのものを選ぶ方が良いです。

「ベルト止め」の使い方

各固定方法によって使い方も変わりますが、共通しているのはベルトの長さを調節できる点です。対象物を固定する際、ベルトの長さはできる限り短くするのが、鉄則です。その方が、地震の揺れで動く範囲も小さくなり被害を最小限に抑えることができます。

各固定方法別に使い方を解説します。まずは粘着シート。この場合はシートの剥離紙をはがし、対象物に貼るだけと非常にシンプルになります。その際、貼り付ける面を良く掃除して、きれいにしてから貼ること。ほこりやごみがついている状態で貼ると、すぐに取れてしまいます。

ネジ止め仕様の商品は、壁に取り付ける場合が多いですが、必ず壁の中の下地を見つけて、そこに打ち込んでください。下地がない場所にねじを打ち込んでしまうと、簡単に取れてしまいます。下地の見つけ方は、壁をコンコンとたたき、音の反響の具合で調べるのですが、初心者には少し難しいです。わからない人は、下地探しという商品がホームセンターに販売されていますので、購入を検討した方が良いでしょう。

注意点

「ベルト止め」の使用上の注意

●1つの対象物にベルトは2本使用する
●定期的なメンテナンスが必要

1つの対象物にベルトは2本使用する

固定するもの1つに対して、ベルトは必ず2本使う必要があります。1本で使用した場合、対象物が満足に固定されず、揺れに合わせて対象物が大きく動いてしまいます。ベルトを2本使用すれば、動きが制限されるため、危険も少なくなります。ベルトは必ず2本使用すると覚えておきましょう。

また、2本のベルトの長さは必ず均等になるように、長さ調節をしてください。これも理由は同じで、片方が短いとそれだけ対象物が大きく揺れ動くからです。加えて、片方のベルトに大きな負荷がかかるため、劣化の原因にもなります。ベルトの長さを均等ににすることは、製品を長く使用するうえでも大事なこととなります。

定期的なメンテナンスが必要

耐震グッズ全てに言えることですが、定期的なメンテナンスが必要になります。「ベルト止め」の場合は、ベルトの両端の固定がしっかりされているかを確認してください。粘着シートの場合は、粘着力が落ちていないかがポイント。粘着力は水洗いで復活しますので、弱っている場合は、一度水道水で軽く拭いてみましょう。ネジ止めやクランプの挟み込みの場合は、緩みを確認し、外れそうな場合は、追加で締め込みましょう。

併せてベルト部分の緩みも確認が必要。ピンと張っている状態にがベストです。たわみがある場合は、揺れ動く危険性がありますので、ベルトの長さ調節で対応しましょう。

「ベルト止め」各種メーカー比較

「ベルト止め」の各種メーカーのスペックを表で比較しました。固定方法やベルトの長さの違いで比較すれば、選びやすいので、ぜひ確認してみてください。

サンワダイレクトANNOPEアーキグッズQ Beau
写真
固定方法ネジ×クランプネジ×クランプネジ×粘着シートネジ×ネジ
対応震度表記なし7対応6強対応不明
ベルトサイズ1270mm720mm表記なし1000mm
SOSOYOKILoyouveサンワダイレクト不二ラテックス
写真
固定方法ネジ×粘着シート粘着×粘着シート粘着×粘着シート粘着×粘着シート
対応震度7対応不明6強対応7対応
ベルトサイズ720mm1000mm(ワイヤー)190mm440mm

「ベルト止め」の口コミ

テレビに「ベルト止め」を装着しました。取り付けが簡単で迷うことなく設置することができました。私は粘着シートで取り付けるタイプを選びましたが、粘着力が非常に強く、とても強力に固定でき、とても安心感があります。震度5の地震を経験しましたが、倒れることはありませんでした。

テレビを固定するために、購入しました。テレビには、ネジで固定し、逆側はテレビ台に部材を挟み込んで固定しました。女性の私でも簡単に取り付けができたので、とてもよかったです。地震の時はもちろんですが、小さな子供がうっかりあたってしまっても、全く倒れることがないので、とても重宝しています。

「ベルト止め」以外にもさまざまな転倒防止グッズ

その他の転倒防止対策

●転倒防止突っ張り棒
●転倒防止プレート
●L型金具
●開き止め金具
●耐震マット
●ガラス飛散防止フィルム

転倒防止突っ張り棒

転倒防止突っ張り棒は、家具の天井とお部屋の天井を突っ張らせて、家具を固定する転倒防止対策です。鉄製の棒で強力に突っ張るので、家具をがっちり固定することができ、地震の揺れに非常に効果的です。また、壁や天井を傷つけずに使用できます。マンションなどの賃貸契約でも安心して使用することができます。

地震対策の定番商品はコレ!

転倒防止プレート

転倒防止プレートは、タンスや食器棚の底部分に挟んで使うグッズです。スロープ状の形をしており、底に差し込むことで家具の重心が壁側に傾き、前方に倒れるのを防ぎます。市販品は1M〜2Mの長さで販売されていることが多く、必要に応じてハサミでカットして使うことができます。

家具の底に挟みこむだけ!

L型固定式

L型固定式は、タンスと壁を固定する転倒防止グッズです。壁や家具との間に挟みこんで両面テープで固定。付属のクッションが、地震の際に揺れを強力に吸収します。壁や家具に負担を掛けずに設置するため、安心して使用できることも魅力の一つです。簡単に設置できて効果が高い分、少し価格が高めになります。

転倒防止対策で一番強力な方法とは?

開き止め金具

扉開き防止は家具の扉に使用します。地震の際、家具の中身が勝手に飛び出ないようにする地震対策グッズです。扉開き防止の設置方法は、家具内側の天板に本体を、扉側には受けの部品を装着します。地震の揺れを感知すると、扉開き防止本体の爪が、自動で受けの部品に引っかかり、扉が勝手に開くことを防止します。これにより、中身が外に出ることを防ぎ、被害を最小限に抑えることができます。普段はいつも通りの扉として使えるので邪魔にならないので、安心して使用できます。

食器棚の中のお皿を守る!

耐震マット

耐震マットは対象物の底面に貼って使う転倒防止グッズです。粘着ジェルが、地震の揺れを吸収して家具の転倒や破損を防ぎます。耐震マットは一度貼り付ければ、長期間接着可能です。ほこりや劣化で粘着力が落ちた場合には、水洗いで復活します。

初心者でも簡単対策!

ガラス飛散防止フィルム

ガラス飛散防止フィルムは、ガラスが破損した際に、床への飛び散りを防ぐ対策グッズです。地震の揺れで窓ガラスや食器棚のガラスが割れることがあります。通常であれば、ガラスの破片が床一面に広がり、ケガの原因になったり、行動範囲が狭まったりしますが、このフィルムを貼ることで、ガラスが割れたままフィルムに留まる為、飛び散りを防ぐことができます。

窓ガラスってどうやって対策するの?

まとめ

今回は、「ベルト止め」について詳しく解説しました。「ベルト止め金具」は簡単に設置できて、なおかつ効果の高い転倒防止グッズです。3つのタイプがあり、それぞれ、粘着シートタイプ、ネジ止めタイプ、挟み込みクランプタイプとあり、それぞれの固定方法は対象物に合わせて選ぶ必要があります。まずは、どんなものをどの固定方法で止付けるのかを決めることが「ベルト止め金具」を選ぶうえで、最重要事項となるのです。地震対策を何から始めれば良いのかわからないという方はぜひ「ベルト止め」金具から初めて見てはいかがでしょうか?

地震対策の基本が知りたい!

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