【転倒防止プレート】装着!タンスや本棚の転倒を防ぐ|地震対策グッズで最低限の備え

地震対策×転倒防止

「地震対策を進めたいけど、時間がなくて後回しになっている」

「転倒防止対策を進めたいけど、何から始めれば良いのかわからない」

「うちのタンスや本棚は大丈夫かな?」と、ふと不安になる瞬間はありませんか?特に小さなお子さんがいるご家庭では、万が一家具が倒れてきたらと考えると、心配は尽きないもの。実際に、地震によるケガの約3〜5割は、家具類の転倒や落下が原因だと言われています。

今回は、家具の下に「挟むだけ」で驚くほど簡単に設置できる『転倒防止プレート』をご紹介します。

この記事を読めば、転倒防止プレートの仕組みから、あなたのお家に合った選び方、誰でもできる設置方法、そして他のグッズとの合わせワザまで、すべてが分かります。数百円で始められる、最も簡単で効果的な第一歩。大切な家族を守るために、今日からできることを始めてみませんか?

この記事はこんな方にオススメ

●地震対策をしたいけど、何から始めれば良いかわからない方
●使用方法が簡単で効果の大きい地震対策を始めたい方
●できるだけ費用をかけずに、手軽に防災を始めたい方
●天井や壁に傷をつけずに対策したい方

他の転倒防止グッズが知りたい方

転倒防止プレートとは?仕組みからメリットまで徹底解説

この記事はこんな方にオススメ

●挟むだけでなぜ倒れない?仕組みと効果、他のグッズとの違い
●数百円でこの安心感!転倒防止プレートの主なメリット

挟むだけでなぜ倒れない?仕組みと効果、他のグッズとの違い

転倒防止プレートは、家具の底に挟み込む、くさび形のシンプルな板です。これを挟むと家具がわずかに壁側へ傾き、重心が後ろに移動します。この「わずかな傾き」がポイント。地震の揺れで家具が前に倒れようとする力に対して、壁側にかかる力が対抗してくれるため、転倒しにくくなるのです。

ただし、万能ではありません。前方向への転倒には強い効果を発揮しますが、大きな横揺れによる「横滑り」や「ねじれ」を防ぐ効果は限定的です。

他の代表的なグッズと比較すると、その立ち位置がよく分かります。

種類手軽さ固定力壁や家具への影響おすすめな人
転倒防止プレートほぼ無し賃貸住宅の人、手軽に始めたい人
突っ張り棒天井に跡がつく可能性賃貸でより強度を高めたい人
L字金具壁や家具に穴が開く持ち家でがっちり固定したい人

このように、転倒防止プレートは「手軽さ」と「壁や家具を傷つけない」という点で、他のグッズより圧倒的に優れています。まさに、地震対策の入門編として最適なアイテムなのです。

数百円でこの安心感!転倒防止プレートの主なメリット

転倒防止プレートが多くのご家庭で選ばれる理由は、その手軽さだけではありません。

メリット①:【手軽さ】工具不要で傷つけない!誰でも・どこでも使える
ドライバーなどの工具は一切不要。壁や床、大切な家具を傷つける心配もないので、賃貸住宅にお住まいの方でも安心して使えます。

メリット②:【経済性】低価格で長く使えて再利用もOK!驚きのコストパフォーマンス
数百円から購入でき、一度設置すればゴムや樹脂が劣化するまで数年間は交換不要。粘着タイプではないので、引っ越しや模様替えの際には取り外して再利用することも可能です。

メリット③:【柔軟性】ハサミで切れて見た目もスッキリ!お部屋に馴染む
多くの製品はハサミで簡単にカットできるため、家具の幅にぴったり合わせられます。半透明や透明のタイプを選べば、設置しているのがほとんど分からず、お部屋のインテリアを邪魔しません。

【購入から設置まで】失敗しない!転倒防止プレート完全ガイド

この記事はこんな方にオススメ

●【選び方】購入前にチェックする2つのポイント
●【設置マニュアル①】安全第一!設置前の準備
●【設置マニュアル②】状況別!具体的な設置方法(一人/二人/裏ワザ)
●【応用編】効果を最大化する組み合わせ術と対策の優先順位

【選び方】購入前にチェックする2つのポイント

お店やネットで見て「どれも同じように見える…」と迷わないために、事前に2つの点だけ確認しておきましょう。

ポイント①:設置したい家具の「横幅」と「重さ」
まずはメジャーで家具の横幅を測ります。プレートは家具の幅全体をカバーするのが理想です。また、食器棚など重い家具に使う場合は、商品のパッケージに記載されている「耐荷重」もチェックすると、より安心です。

ポイント②:床材との相性
転倒防止プレートは、フローリングやクッションフロアのような硬くて平らな床で最も効果を発揮します。畳や毛足の長いカーペットの上では、家具の重みでプレートが沈み込んで効果が薄れることがあるため、薄い板などを一枚かませてから設置するのがおすすめです。

【設置マニュアル①】安全第一!設置前の準備

作業を始める前に、必ずこれだけは行いましょう。

家具の中身を出す:
タンスの引き出しや棚の上の物をできるだけ出して、家具を軽くします。

床を掃除する:
プレートを敷く場所のホコリなどを拭き取っておきましょう。滑り止め効果が高まります。

【設置マニュアル②】状況別!具体的な設置方法(一人/二人/裏ワザ)

設置はとても簡単ですが、状況に合わせたやり方があります。

  • 女性一人で設置する場合
    1. 家具を軽くした後、上部を両手で壁に向かってゆっくり押し、家具を手前に傾けます。
    2. 足元にできた隙間に、厚めの雑誌や使わない板などを挟んで、傾いた状態をキープします。
    3. 空いた両手で、転倒防止プレートを家具の奥までしっかりと差し込みます。
    4. 挟んでいた雑誌などを抜き、ゆっくりと家具を元に戻します。
  • 二人で設置する場合
    協力者がいる場合は、さらに簡単・安全です。一人が家具が倒れないようにしっかりと支え、もう一人がプレートを差し込む係、と役割分担して作業しましょう。
  • 【裏ワザ】一番楽なのはこのタイミング!
    これから家具を購入する予定がある、または引っ越しを控えているならチャンスです。家具の搬入・設置の際に、配送業者の方に「このプレートを下に挟んでください」とお願いしてみましょう。快く引き受けてくれる場合が多いです。

【応用編】効果を最大化する組み合わせ術と対策の優先順位

プレートを設置するだけでも安心感は増しますが、もう一工夫で防災レベルはさらにアップします。

  • 賃貸におすすめ:「プレート」+「突っ張り棒」
    壁を傷つけずにできる最強の組み合わせ。プレートで足元を、突っ張り棒で天井側を固定することで、前後の揺れに非常に強くなります。
  • 持ち家なら最強:「プレート」+「L字金具」
    壁に穴を開けられるならこの組み合わせ。もはや倒れることはほぼありません。
  • どこから始める?対策すべき家具の優先順位
    家中の家具すべてに対策するのは大変。まずは、命の危険に直結する場所から始めましょう。
    1. 寝室の背の高い家具(タンス、本棚など)
    2. 子供部屋の家具
    3. リビングや廊下の収納家具

【もっと安心】知っておきたい注意点とメンテナンス

この記事はこんな方にオススメ

●効果が半減!?設置する上での注意点
●寿命はどれくらい?交換の目安と長く使うためのコツ
●定期チェックは必要?「半年に一度」のズレ確認を習慣に

効果が半減!?設置する上での注意点

手軽なプレートですが、使い方を間違えると効果が薄れてしまいます。以下の点に気をつけましょう。

  • 短く切りすぎない:
    家具の幅に合わせてカットする際、両端ギリギリではなく、少し余裕を持たせましょう。
  • 奥までしっかり入れる:
    中途半端に差し込むのではなく、家具の底の前側の端にしっかり接するように奥まで入れます。
  • ザラザラした面を上に:
    多くの製品には滑り止めの加工がされています。ザラザラした面を家具側(上)に向けて設置してください。

寿命はどれくらい?交換の目安と長く使うためのコツ

転倒防止プレートの寿命は一般的に3~5年になります。直射日光が当たる場所などでなければ急激に劣化することはありませんが、定期的に状態を確認し、ひび割れなどがあれば交換すると安心です。

掃除などで一時的に取り外した場合は、ホコリなどを拭き取ってから再設置しましょう。転倒防止プレートの劣化を防ぐことができ、より長期間使用することが可能です。

定期チェックは必要?「半年に一度」のズレ確認を習慣に

転倒防止プレートは定期的に確認が必要です。位置がずれてしまうと効果を最大限発揮できなくなります。普段の生活の中で、掃除機がぶつかったり、家具を少し動かしたりすることで、プレートがズレてしまうことがあります。「大掃除のついで」などタイミングを決めて、半年に一度くらいはプレートが正しい位置にあるかを目で見て確認する習慣をつけましょう。

人気メーカー比較とおすすめ商品

平安伸銅工業ニトムズアイリスオーヤマソーゴ
写真
サイズ30×4.4×0.9cm30×4.4×1.0cm120×4.5×1.0cm120×45×0.9cm
枚数3枚3枚1枚1枚
材質エラストマ合成樹脂エラストマEVA樹脂エラストマ
コモライフSYSPDMSOSOYOKIKakusee
写真
サイズ6×5×0.9cm5×3×0.5cm5×3×1.0cm20.7×5×1.2cm
枚数4枚4枚4枚
材質EVA樹脂ポリ塩化ビニルウレタンエラストマエラストマ

【素材の違い】
①エラストマ
メリット:
摩擦力が高く滑り止め効果が高い。
デメリット:重量家具だと潰れて効果を発揮しない。

②合成樹脂エラストマ
メリット:デザインや厚みの種類が豊富。
デメリット:経年劣化で硬化・割れが早い。

③EVA樹脂

メリット:軽量でコストが安い。
デメリット:重量家具だと耐震性が少し落ちる。

④ポリ塩化ビニル

メリット:湿気や水に強い
デメリット:経年劣化で硬化やべたつきがある。

⑤ウレタンエラストマ
メリット:
衝撃吸収力が強い。
デメリット:経年劣化で黄変する。

【リアルな声】実際に使ってみてどう?口コミ・評判まとめ

良い口コミ

背の高い本棚に設置しました。プレート自体に厚みがあり、とてもしっかりしているので、使用していて安心感があります。本棚自体が少し奥へ傾いており、少しの揺れだと前方に倒れてこないだろうと感じました。

タンスに使用したくて購入しました。価格がとても安くてびっくり。設置も挟み込むだけと簡単にできますので、初心者にピッタリのグッズだと思います。何から始めれば良いかわからない方にオススメです。

悪い口コミ

100円ショップで転倒防止プレートを購入。プレートの角度が小さく、家具の重心が後ろに倒れるのか不安。また、巻いた状態で梱包されているので、クセがついており、家具の底の隙間に入れるのに苦労しました。

1.2Mの転倒防止プレートを購入。カットしようと試みましたが、小さいハサミだと固くて切れなかったです。裁ちばさみでカットできますが、女性はかなり力をこめないと難しいかもしれません。

【プレートだけじゃない】知っておきたい他の転倒防止対策

その他の転倒防止対策

●転倒防止突っ張り棒
●L型金具
●ベルト止め
●耐震マット
●開き止め防止
●ガラス飛散防止フィルム

転倒防止突っ張り棒

転倒防止突っ張り棒は、家具の天井とお部屋の天井を突っ張らせて、家具を固定する転倒防止対策です。鉄製の棒で強力に突っ張るので、家具をがっちり固定することができ、地震の揺れに非常に効果的です。また、壁や天井を傷つけずに使用できます。マンションなどの賃貸契約でも安心して使用することができます。

地震対策の定番商品はコレ!

L型固定式

L型固定式は、タンスと壁を固定する転倒防止グッズです。壁や家具との間に挟みこんで両面テープで固定。付属のクッションが、地震の際に揺れを強力に吸収します。壁や家具に負担を掛けずに設置するため、安心して使用できることも魅力の一つです。簡単に設置できて効果が高い分、少し価格が高めになります。

転倒防止対策で一番強力な方法とは?

ベルト止め

ベルト止めは、テレビに使う転倒防止グッズです。テレビと床面をつなぐようにベルトを固定し転倒を防ぎます。テレビにはねじ止め、床面には専用のジェルで貼り付けて固定するため、地震の揺れを吸収し地震に備えます。ベルトに少し余裕があり、対象物を動かしたり、持ち上げたりすることができます。掃除の際に邪魔にならない点がポイントです。

掃除のときに邪魔にならない転倒防止?

耐震マット

耐震マットは対象物の底面に貼って使う転倒防止グッズです。粘着ジェルが、地震の揺れを吸収して家具の転倒や破損を防ぎます。耐震マットは一度貼り付ければ、長期間接着可能です。ほこりや劣化で粘着力が落ちた場合には、水洗いで復活します。

初心者でも簡単対策!

扉開き防止

扉開き防止は家具の扉に使用します。地震の際、家具の中身が勝手に飛び出ないようにする地震対策グッズです。扉開き防止の設置方法は、家具内側の天板に本体を、扉側には受けの部品を装着します。地震の揺れを感知すると、扉開き防止本体の爪が、自動で受けの部品に引っかかり、扉が勝手に開くことを防止します。これにより、中身が外に出ることを防ぎ、被害を最小限に抑えることができます。普段はいつも通りの扉として使えるので邪魔にならないので、安心して使用できます。

食器棚の中のお皿を守る!

ガラス飛散防止フィルム

ガラス飛散防止フィルムは、ガラスが破損した際に、床への飛び散りを防ぐ対策グッズです。地震の揺れで窓ガラスや食器棚のガラスが割れることがあります。通常であれば、ガラスの破片が床一面に広がり、ケガの原因になったり、行動範囲が狭まったりしますが、このフィルムを貼ることで、ガラスが割れたままフィルムに留まる為、飛び散りを防ぐことができます。

窓ガラスってどうやって対策するの?

まとめ

今回は、最も手軽に始められる地震対策「転倒防止プレート」について、徹底的に解説しました。

地震対策と聞くと、つい後回しにしてしまいがちです。しかし、転倒防止プレートなら、思い立ったその日に、すぐに取りかかることができます。

数百円で、万が一の時に家族と財産を守れることを考えれば、これほどコストパフォーマンスの高い対策はありません。

次の地震が来る前に、「我が家は大丈夫」という安心を手に入れるために。今日からできる一番確実な備えを、始めてみませんか?

地震対策の基本が知りたい!

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