【突っ張り棒で転倒防止】使い方や選び方を徹底解説|棚を固定して備える耐震グッズ!

地震対策×転倒防止

「転倒防止対策を進めたいけど何からすれば良いかわからない」

「突っ張り棒を検討しているが、使い方や選び方がわからず、困っている」

大きな地震のニュースを見るたび、ふと家のリビングや寝室が目に浮かび、「もし今ここで…」と不安がよぎりますよね。特に、小さなお子さんやご高齢の家族がいるご家庭では、家具の転倒は絶対に防ぎたい一大事です。

突っ張り棒は、【取付簡単】で【効果絶大】な転倒防止グッズの定番品になります。

この記事では、転倒防止ポールがなぜ最優先の対策と言えるのか、失敗しない選び方のポイント、誰でもできる簡単な設置方法、人気メーカーごとの具体的な違い、そしてリアルな口コミまで徹底解説いたします。

この記事はこんな方にオススメ

●地震対策をしたいが、何から始めれば良いかわからない方
●突っ張り棒を検討しているが、選び方や使い方がわからない方
●突っ張り棒が本当に効果があるのか不安な方
●賃貸にお住みで、壁や天井を傷つけない地震対策が知りたい方

他の転倒防止グッズが知りたい方
  1. なぜ転倒防止ポールが最優先?その仕組みと絶大な効果
    1. 地震の被害の多くは大型家具の転倒
    2. 突っ張り棒は簡単に設置できて効果絶大
    3. 賃貸でも安心 壁や天井を傷つけない
  2. 【完全ガイド】失敗しない転倒防止ポールの選び方5つのポイント
    1. 【最重要】天井の高さに合う「取り付けサイズ」を確認する
    2. 大型家具は要確認!「耐圧性能(耐荷重)」で選ぶ
    3. 設置のしやすさと安定感を決める「素材」と「形状」の違い
    4. リビングでも安心!お部屋に馴染む「デザイン性」
  3. 誰でも簡単!転倒防止ポールの正しい取り付け・取り外し方
    1. 正しい取り付け手順を解説
    2. 引っ越しや模様替えも安心!簡単な取り外し方
  4. 効果を半減させない!設置時と設置後の注意点
    1. 突っ張りが緩い。実際に揺らして確認してみよう
    2. 設置場所を確認。下地のある場所の壁際に設置しよう。
    3. 設置後の安心のために。定期的な「緩み」の確認を忘れずに
  5. 各メーカーのスペック比較
  6. 購入前に知りたい!リアルな口コミ・評判
    1. 【良い口コミ】
    2. 【悪い口コミ】
  7. よくある質問(Q&A)
    1. Q. 何年くらい使えますか?耐用年数を知りたいです。
    2. Q. 地震発生後は、新しいものに取り替えた方が良いですか?
    3. Q. どんな家具に取り付けるべきですか?
  8. 他にもこんな転倒防止グッズ!
    1. 転倒防止プレート
    2. L型固定式
    3. ベルト止め
    4. 耐震マット
    5. 扉開き防止
    6. ガラス飛散防止フィルム
  9. まとめ

なぜ転倒防止ポールが最優先?その仕組みと絶大な効果

転倒防止ポールが最優先な理由

●地震の被害の多くは大型家具の転倒
●耐震ポールは簡単に設置できて効果が絶大
●賃貸でも安心 壁や天井を傷つけない

数ある耐震グッズの中で、なぜ専門家が口を揃えて「まずは突っ張り棒から」と推奨するのでしょうか。その理由は、命を守る効果の高さと、誰でもすぐに始められる導入の手軽さにあります。ここでは、突っ張り棒が最優先である3つの明確な理由を解説します。

地震の被害の多くは大型家具の転倒

地震による室内の被害で最も恐ろしいのは、実は大型家具の転倒です。過去の大震災では、怪我や死亡といった人的被害の原因の多くが、家具の転倒や落下によるものだったというデータがあります。大型の家具は、大きな揺れによって一瞬にして命を脅かす凶器に変わりうるのです。

突っ張り棒は、この最も危険なリスクに対して、家具が倒れるのを物理的に防ぐという直接的な効果があります。特に、小さなお子さんやご高齢の方など、ご自身で咄嗟に危険を避けられないご家族がいるご家庭では、この対策は命を守るための最優先事項と言えます。寝室や子ども部屋への設置は、まさに家族の安全を守る第一歩です。

突っ張り棒は簡単に設置できて効果絶大

突っ張り棒は誰でも簡単に取り付けができますので、失敗を恐れる必要がありません。また、短時間で設置ができるため、手間を感じることもなく、初心者にピッタリの対策になります。

仕組みは家具と天井の間に突っ張るだけと非常にシンプルです。設置へのハードルが低いことに加え、見た目にわかりやすく、転倒防止への効果は非常に大きい為、最優先で取り組むべきです。

賃貸でも安心 壁や天井を傷つけない

「うちは賃貸だから…」と、対策を諦めていませんか?転倒防止ポールなら、その心配は一切不要です。ポールは天井と家具の間で「つっぱる力」を利用して固定するため、壁や天井、そして大切な家具にも一切傷をつけません。

さらに、取り付けが簡単なだけでなく、取り外しも非常にスムーズです。そのため、引っ越しや部屋の模様替えの際にも簡単に取り外して再利用でき、長期的に見ても無駄になりません。まずは突っ張り棒で基本の安全を確保し、その後で耐震マットなどを追加していく、というように他の対策と組み合わせやすいのも大きなメリットです。対策をステップアップさせていく中心的な役割を果たしてくれます。

【完全ガイド】失敗しない転倒防止ポールの選び方5つのポイント

お店やネットで商品を見ても、違いが分からず迷ってしまいますよね。この5つのポイントを押さえれば、もう迷うことはありません。

転倒防止ポールの選び方のポイント

●【最重要】天井の高さに合う「調整範囲」を確認する
●大型家具は要確認!「耐圧性能(耐荷重)」で選ぶ
●設置のしやすさと安定感を決める「素材」と「形状」の違い
●リビングでも安心!お部屋に馴染む「デザイン性」

【最重要】天井の高さに合う「取り付けサイズ」を確認する

突っ張り棒を選ぶ前に、まずは取り付け長さを確認しましょう。取り付け長さとは、家具の天板から部屋の天井までの距離のことです。

突っ張り棒は同じシリーズでも長さごとに種類が分かれているため、サイズが合わないと設置できません。ただし、多くの商品はある程度の調整幅があるため、ミリ単位でピッタリ測る必要はなく、安心して選べます。

大型家具は要確認!「耐圧性能(耐荷重)」で選ぶ

「耐圧性能(耐荷重)」とはどれくらいの力に耐えられるかを示す数値です。食器がぎっしり詰まった食器棚や、本で埋まった本棚、大型の冷蔵庫やタンスなど、重い家具には耐圧200kg以上の製品を選ぶと安心感が高いでしょう。製品によっては、公的機関で認められたことを示す「耐震ラベル」が付いているものもあり、強度を選ぶ際の参考になります。

設置のしやすさと安定感を決める「素材」と「形状」の違い

突っ張りポールの素材は、本体の強度を左右します。多くは鉄製ですが、木製や樹脂製もあります。木製や樹脂製はデザイン性に優れる反面、耐圧が弱い場合があるため、見た目と安全性のバランスを考えて選びましょう。

また、形状とは天板を押さえるプレート部分の形や大きさを指します。設置面積が広いほど地震時に安定しやすいため、できるだけプレートが大きい商品を選ぶのがおすすめです。

リビングでも安心!お部屋に馴染む「デザイン性」

防災グッズとはいえ、毎日目にするものだから見た目も大切です。最近のポールは、壁紙に馴染むホワイトや、家具に合わせやすい木目調、スタイリッシュなマットブラックなど、インテリアの一部として選べるデザインが豊富です。リビングなど人目につく場所に置いても、違和感のない製品を選べます。

誰でも簡単!転倒防止ポールの正しい取り付け・取り外し方

「取り付け」と聞くと身構えてしまいますが、驚くほど簡単です。工具は一切必要ありません。

転倒防止ポールの使い方のポイント

●正しい取り付け手順を解説
●引っ越しや模様替えも安心!簡単な取り外し方

正しい取り付け手順を解説

2本のパイプを連結し、上下に抑えプレートを差し込んで装着します。家具の天井に置き、抑えプレートを天井まで伸ばし、届いたところでネジを固定します。天井までピッタリである必要はありませんが、可能な限り隙間なく固定しましょう。その後に圧着ハンドルを回すとパイプが伸びてがっちり固定することができます。取り付けた後は、ゆるみや隙間がないか軽く揺らして確認してください。

引っ越しや模様替えも安心!簡単な取り外し方

取り外しは、取り付けの全く逆の手順です。圧着ハンドルやネジを緩める方向に回すだけで、ポールのつっぱる力がなくなり、簡単に取り外せます。模様替えや引っ越しの際も、スムーズに作業できるので安心です。

効果を半減させない!設置時と設置後の注意点

転倒防止ポールの使用上の注意点

●突っ張りが緩い。実際に揺らして確認してみよう
●設置場所を確認しよう。下地がある場所に取り付ける
●設置後の安心のために。定期的な「緩み」の確認を忘れずに

せっかく設置したポールの効果を最大限に引き出すため、必ず守ってほしいことがあります。簡単なことですが、効果に大きく影響する重要なポイントです。

突っ張りが緩い。実際に揺らして確認してみよう

家具と天井をしっかり突っ張れているのか、確認が必要です。緩んでいると、地震時に効果を発揮できません。設置した後には必ず、ポール自体を持って少し揺らしてみてください。天井と家具がつながったようにがっちり固定されていれば、問題ありません。この確認があなたの命を救うかもしれません。

設置場所を確認。下地のある場所の壁際に設置しよう。

まず、最も重要なのが天井の下地を確認することです。転倒防止ポールは天井を強く圧迫するため、板が薄い部分に設置すると、地震の揺れで天井が破損してしまう危険性があります。設置前には必ず、天井を指先で「コンコン」とノックするように叩いてみてください。音が軽く響く場所は避け、「ゴツゴツ」と音が詰まっている硬い場所を探しましょう。そこが「下地」のある場所です。

そして、家具の上の設置位置も非常に重要です。家具の手前側に設置してしまうと、揺れた際にポールが外れてしまう可能性があります。最も効果的なのは、壁に一番近い、家具の奥側の位置です。必ずこの『下地のある硬い天井』と『壁際の奥側』という2つの条件を満たす場所に設置してください。

設置後の安心のために。定期的な「緩み」の確認を忘れずに

一度設置すれば終わり、ではありません。建物は日々の気温や湿度の変化でわずかに伸縮するため、それに伴ってポールの圧着が少しずつ緩んでしまうことがあります。

少なくとも半年に一度は、ポールを手で軽く揺すってみて、設置した時と同じようにしっかりと固定されているか確認する習慣をつけましょう。もし少しでも緩みを感じたら、再度ハンドルやネジを締めるだけでOKです。この一手間が、いざという時の安心を確実なものにします。

各メーカーのスペック比較

主要なメーカーの商品をまとめてみました。各メーカーによって特徴がありますので、ぜひ商品選びの参考にしてください。

平安伸銅工業アイリスオーヤマ山善ニトリ
写真
取付サイズ22~100cm(5種)12.9~100cm(6種)31~100cm(4種)30~100cm(3種)
プレートサイズ7.2×21.2cm7.3×19.2cm7×21cm8×21.5cm
ホワイトorブラックホワイトホワイトホワイト
耐圧200kg220kg200kg200kg
パイプ材質
浅香工業Harsheii東京都葛飾福祉工場モノタロウ
写真
取付サイズ35~67cm(3種)30~120cm(4種)25~110cm(4種)12.9~110cm(6種)
プレートサイズ5×12cm5×14cm5×24cm5.8×24.5cm
木目ホワイトorブラック茶色ホワイト
耐圧300kg150kgマグニチュード7用200kg
パイプ材質天然木ステンレスステン+鉄 複合

ちなみに、カインズやコーナンで販売している、転倒防止突っ張り棒は【平安伸銅工業】と同じ商品になります。

購入前に知りたい!リアルな口コミ・評判

実際に商品を使った人の声は、カタログスペックだけでは分からない、商品選びの重要なヒントになります。ここでは、よく見られる口コミと、それをどう参考にすれば良いかをご紹介します。

【良い口コミ】

転倒防止突っ張り棒を使っている方々の口コミをまとめました。

転倒防止突っ張り棒を装着した家具はとてもがっちり固定されており、大きな地震にも耐えられる安心感があります。実際、震度5の地震を体験しましたが、全く微動だにしなかったです。大きなプレートで抑えているので、接地面が大きく安定感が抜群です。

取り付けがとても簡単で驚きました。女性の私でも短い時間で簡単に取り付けられました。価格も安いので、一番初めの地震対策にピッタリでした。日頃目にするものなので、少しオシャレな黒色を使っています。

【悪い口コミ】

次に悪い口コミになります。

転倒防止突っ張り棒を取り付けたが、本当に地震に耐えられるのか不安。こればっかりは地震が来てみないと効果を実感できないので、良いものなのか判断が難しい。

地震の時に天井や家具が破損しないか心配。あと見た目が悪くて今のインテリアに合わない。引っ越しを予定しているが、いちいち外してもう一度装着するのがめんどくさい。

よくある質問(Q&A)

Q. 何年くらい使えますか?耐用年数を知りたいです。

A. 明確な耐用年数が定められている製品は少ないですが、一般的には樹脂やゴム部分の経年劣化を考慮し、8年を交換の目安としているメーカーが多いです。定期的に緩み具合を確認して判断するのがベストです。

Q. 地震発生後は、新しいものに取り替えた方が良いですか?

A. 必ずしも交換が必要なわけではありません。地震後に商品が劣化していないか確認して判断してください。例えば、ゴムパットが劣化していたり、ポール自体が曲がっていたり、損傷が見られる場合は取り替えが必要になります。

Q. どんな家具に取り付けるべきですか?

転倒防止突っ張り棒を取り付けるべき家具は以下の条件になります。①家具の高さが180cm以上。②家具自体の重量があり、中身が詰まっている。③寝室に配置している家具。④扉や玄関への避難経路を防ぐ恐れのある家具、の4つです。目的は、倒れた家具でけがをしないことと、避難経路を確保をすることが重要です。

他にもこんな転倒防止グッズ!

転倒防止ポールと組み合わせることで、さらに安全性を高めることができるグッズはたくさんあります。ご家庭の状況に合わせて、対策をプラスしていきましょう。

他にもこんな地震対策

●転倒防止プレート(ストッパー式)
●L型金具
●ベルト止め
●耐震マット
●開き止め防止
●ガラス飛散防止フィルム

転倒防止プレート

転倒防止プレートは、タンスや食器棚の底部分に挟んで使うグッズです。スロープ状の形をしており、底に差し込むことで家具の重心が壁側に傾き、前方に倒れるのを防ぎます。市販品は1M〜2Mの長さで販売されていることが多く、必要に応じてハサミでカットして使うことができます。

家具の底に挟みこむだけ!

L型固定式

L型固定式は、タンスと壁を固定する転倒防止グッズです。壁や家具との間にクッションがあり、地震の際に揺れを吸収します。そのため、壁や家具に負担を掛けずに転倒防止をすることができます。接着は両面テープで貼り付けます。家具や壁に跡が残らない仕様になっていますので、安心して貼ることができます。簡単に貼れて効果が高い分、少し価格が高いです。

転倒防止対策で一番強力な方法とは?

ベルト止め

ベルト止めは、テレビに使う転倒防止グッズです。テレビと床面をつなぐようにベルトを固定し転倒を防ぎます。ベルトに余裕があるため、少し動かしたり、持ち上げたりできますので、掃除の際に邪魔になりません。床面の接着には粘着ジェルで固定し、地震の揺れを吸収します。ベルトでつなぐことによって、地震の揺れによるテレビの転倒を防ぐことができます。

掃除のときに邪魔にならない転倒防止?

耐震マット

耐震マットは対象物の底面に貼って使う転倒防止グッズです。粘着ジェルが、地震の揺れを吸収して家具の転倒や破損を防ぎます。耐震マットは一度貼り付ければ、長期間接着可能です。ほこりや劣化で粘着力が落ちた場合には、水洗いで復活します。

初心者でも簡単対策!

扉開き防止

扉開き防止は家具の扉に使用します。内側に装着することによって、地震の揺れを自動で感知して扉が勝手に開くことを防止します。普段はいつも通りの扉として使えるので邪魔になりません。

食器棚の中のお皿を守る!

ガラス飛散防止フィルム

飛散防止フィルムは、ガラスが床に飛び散ることを防ぐ防災グッズです。地震の揺れで窓ガラスや食器棚のガラスが割れると破片が床一面に広がり、ケガの原因となってしまいます。このフィルムを貼ることで、ガラスが飛び散ることを防ぎます。

窓ガラスってどうやって対策するの?

まとめ

この記事では、転倒防止ポールに関するあらゆる疑問について、徹底的に解説してきました。

転倒防止ポールは、賃貸でも家を傷つけることなく、数千円という費用で、命を脅かす「家具の転倒」を高い確率で防ぐことができる、最も費用対効果に優れた耐震グッズです。

取り付けも驚くほど簡単で、昔の製品と違ってデザイン性も進化しているため、きっとあなたのご家庭に合う一本が見つかるはずです。

地震はいつ来るか分かりません。「いつかやろう」と思っているその「いつか」が今日かもしれません。まずは、ご自宅で一番背の高い家具の高さを測ることから始めてみませんか?

この記事が、あなたとあなたの大切な家族の、安全で安心な毎日を守るための一助となれば幸いです。

地震対策の基本が知りたい!

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