停電時には【ラジオ】が大活躍|地域に密着した情報で適切な避難行動を

地震対策×情報取得

「地震対策にラジオって必要なの?」
「ラジオでは、どのような情報が得られるの?」
「地域の防災情報が欲しい場合にラジオは有効?」

防災対策でラジオが必要なことは良く知られて言いますが、では一体なぜ必要なのでしょうか?SNSやスマホが中心の時代で、ラジオなんてと思われるかもしれませんが、ラジオから得られる防災情報は被災者にとって、とても有益な情報になります。ラジオから情報を得ることによって、避難行動をスムーズにさせることもできますので、備蓄には必ず必要な防災グッズになるのです。

この記事では、ラジオで防災情報を得ることについて解説します。ラジオを使用するとどのような情報を得ることができるのか、ラジオを使用するメリットなどをお伝えします。

この記事はこんな方にオススメ

●緊急時にラジオが役立つ理由が知りたい方
●ラジオがあることで得られるメリットを知りたい方
●ラジオで防災情報を得るための周波数を知りたい方

情報収集どれを選べばよい?

防災情報の取得になぜラジオが必要なのか?

防災情報になぜラジオが必要なのか

●停電の緊急時にも使用することができる
●避難所などの屋外でも使用することができる
●周波数の調整で得られる情報の幅が広い

停電の緊急時にも使用することができる

出典:総務省

地震発生時に停電はつきものです。停電になると、テレビの使用やスマホの充電ができなくなるため、情報取得の方法が限られてきます。そのようなときに便利なのがラジオになります。普通のラジオでも良いですが、ここでは防災ラジオをオススメします。防災ラジオは充電方法が豊富です。乾電池、USB充電、ソーラー充電、手回し充電など、停電が発生しても使用できる工夫が施されているのです。

避難所などの屋外でも使用することができる

地震の規模や被害によっては、避難所生活を余儀なくされます。そのような状況でもラジオが活躍します。電気がない状況の中で、スマホの充電を少しでも温存すべき場面で、ラジオを使用するとその分長くスマホを使用することができます。大きさもコンパクトなので、防災バックに入れても邪魔になりません。避難の際は、必ず必要な防災グッズといえるでしょう。

周波数の調整で得られる情報の幅が広い

ラジオは周波数によって得られる情報が幅広いです。震源地や震度などの全体的な情報から、地域の被害状況や避難所の環境など、今すぐ必要な鮮度の高い情報まで幅広く取得することができます。災害情報を詳細に把握することができ、最適な避難行動をとることができます。

ラジオではどんな防災情報が得られるの?

ラジオでどのような情報が得られるのか

●地震発生時、ラジオ番組はどのように変化するの?
●ラジオでどのような情報が得られるのか

地震発生時、ラジオ番組はどのように変化するの?

地震発生時、被害の大きな地域であれば、地元のラジオ局は24時間体制で防災情報を流し続けます。2011年に発生した東日本大震災では、仙台のラジオ局が緊急災害情報を24時間体制で放送し続ける事例がありました。この放送は被災から3週間ほど続き、地元の被災者に大きな勇気と有益な情報を与えることができました。

ラジオでどのような情報が得られるのか

ラジオで得られる情報の幅は非常に広く、震源地や震度などの全体的な情報から、自宅周辺の地域情報まで様々です。周波数を切替ながら、自分に必要な情報を得ることで、迅速な避難行動をとることができます。地域情報では、「この道路は今規制中です」や、「この避難所は被災者の受け入れをしています」など、被災者が今すぐ必要な情報を取得できますので、うまく活用しましょう。

防災情報に向いている周波数帯とは?

周波数帯は知りたい情報によって切り替える

●AM放送
●FM放送
●短波
●ワイドFM

AM放送

AM放送は全国に放送ができる周波数帯になります。東京や大阪で収録したラジオ番組を日本全国に届けることができ、より多くが被害状況等、全体的な情報が多く放送されます。地震の全体像を把握するには向いているでしょう。

FM放送

FM放送は、ラジオ局がある都道府県とその近隣の県に情報を届ける周波数帯です。そのため、AM放送に比べて、少し地域に近い情報を得られます。また、音声が非常にクリアなため、大事な情報も聞きとりやすいというメリットがあります。また、ラジオ局から2~3キロの範囲に届けるコミュニティFMでは、自宅周辺の災害情報を放送してくれるので、最適な避難行動をとるための有益な情報を得られます。

短波

短波の特徴は放送を全世界まで届けることができることです。外国にいても聞こえる為、旅行や外国に在住している方でも日本の情報を得ることができます。災害情報に関しては、あまり放送しないため、防災には必要ないでしょう。

ワイドFM

ワイドFMは、AM放送をFM放送として放送する放送方式の一種です。AM放送は、全国に情報を届けられる反面、雑音が多かったり、聞こえにくい場合がありますが、ワイドFMでは、放送範囲はFM放送に限られますが、とてもクリアな音声で聞くことができます。災害情報を聞き逃したくない方は、ぜひワイドFM機能のあるラジオを購入しましょう。

ラジオで防災情報を得るときの注意点

ラジオの防災情報の注意点

●ほしい情報によって周波数を使い分ける
●メモ用紙を準備する
●避難所ではイヤホンを使用すること

ほしい情報によって周波数を使い分ける

AM放送とFM放送では、災害情報の種類が違ってきます。AM放送は災害の全体像を放送するのに対し、FM放送では、地域に密着した情報を提供します。特にコミュニティFMは自宅の周りの情報が手に入るため、避難行動には最適の放送になります。このように必要な情報によって周波数を使い分けて情報を取得するようにしましょう。

メモ用紙を準備する

ラジオ放送の内容をメモするために、紙とペンを用意するようにしましょう。ラジオでは、災害に関する様々な情報を提供します。自身の避難行動に関する情報も取得することができますので、忘れないようにメモすることが必要です。もしラジオが聞こえにくい場合は、屋外やベランダに出て使用すると聞こえやすくなりますので、ぜひお試しください。

避難所ではイヤホンを使用すること

避難所でラジオを使用する場合、他の方の邪魔にならないように必ずイヤホンを準備するようにしましょう。ラジオによってはイヤホンが使えないものもありますので、購入時に確認が必要です。防災バックに入れる場合も必ずイヤホンとセットで保管してください。

ラジオ以外の防災情報の取得方法

地震の情報を得る方法は一つではありません。それぞれの特徴を理解し、状況に応じて使い分けることが大切です。ここでは代表的な7つの方法のメリットと注意点を解説します。

地震の情報取得方法7選

●【スマホでプッシュ通知】防災アプリ
●【停電時でも心強い】ラジオ
●【映像で状況把握】テレビ
●【揺れの直前に察知】緊急地震速報
●【情報の速さと拡散力】SNS
●【地域密着の情報】防災行政無線
●【電話がつながらない時に】災害用伝言ダイヤル(171)

【スマホでプッシュ通知】防災アプリ

今や最も身近な防災ツールの一つです。スマホにインストールしておくだけで、様々な情報を自動で知らせてくれます。

  • メリット:緊急地震速報や避難勧告などをプッシュ通知で知らせてくれるため、情報を見逃しにくいのが最大の強みです。現在地だけでなく、実家など離れた場所の地域も登録できるアプリもあり、家族の安否を気遣う上でも非常に役立ちます。
  • 注意点:スマートフォンが充電切れや圏外になると使えません。また、多くの情報が通知されるため、本当に重要な情報が埋もれてしまわないよう、通知設定を自分用にカスタマイズしておくことがポイントです。
防災アプリで緊急時の備えに!?

【停電時でも心強い】ラジオ

昔ながらの方法ですが、災害時には絶大な信頼性を発揮します。特に停電時には最強の情報源となります。

  • メリット:乾電池や手回し充電で動くタイプなら、停電していても情報を得ることができます。音声だけのシンプルな情報なので、聞きながらでも家の片付けなどができる点も便利です。消費電力が少ないため、長時間使えるのも大きなメリットです。
  • 注意点:音声のみなので、地図や映像といった視覚的な情報を得ることはできません。また、普段からラジオを聞く習慣がないと、いざという時に地域の放送局の周波数がわからず慌ててしまうことも。あらかじめ主要なラジオ局の周波数をメモして貼っておくと安心です。
今の時代にこれが大活躍!?

【映像で状況把握】テレビ

災害時の被害状況などを最もリアルに伝えてくれるメディアです。

  • メリット:津波の様子や火災の状況など、被害の規模や切迫性を映像で直感的に理解できるのが最大の強みです。専門家の解説を交えて、多角的な情報を得られるのもテレビならではの良さです。
  • 注意点:停電すると見ることができません。また、一方的に流れてくる情報なので、自分の知りたい情報をすぐに入手するのが難しい場合があります。地域情報をすぐに取得したい場合は、ほかのツールの使用が必要です。
一家に一台で情報収集の定番!?

【揺れの直前に察知】緊急地震速報

大きな揺れが来る数秒〜数十秒前に、テレビやスマホから独特の警告音で知らせてくれる速報です。

  • メリット大きな揺れの到達前に身を守る行動をとる時間を与えてくれる、まさに命を守るための情報です。この数秒で、机の下に隠れたり、火元から離れたりすることができます。
  • 注意点:震源地に近い場所では、速報が揺れに間に合わないことがあります。また、予測震度と実際の揺れには多少の誤差が生じることも。速報が鳴ったら「揺れが来る!」と即座に行動する習慣をつけることが大切です。
スマホから大音量の緊急通知!?

【情報の速さと拡散力】SNS

SNSは、情報の速さと拡散力に優れています。

  • メリット現場にいる人からのリアルタイムな情報(例:「近所の〇〇川が氾濫しそう」)が非常に速く手に入ることがあります。また、友人や知人の安否確認にも役立ちます。
  • 注意点:デマや不正確な情報が最も拡散されやすいメディアでもあります。発信元が誰なのか(公的機関か、個人か)を必ず確認し、他の信頼できる情報と見比べる「裏取り」が不可欠です。
最新情報を得るにはやっぱりコレ!?

【地域密着の情報】防災行政無線

市町村が設置している屋外スピーカーから、住民へ直接呼びかける情報伝達手段です。

  • メリット:避難指示や避難所の開設情報など、その地域に住む人にとって最も重要な情報を伝えてくれます。スマホを持たない高齢者など、情報弱者にも情報を届けられる大切な手段です。
  • 注意点:雨や風が強いと音声が聞き取りにくいことがあります。また、家の中にいると聞こえないことも。最近では、防災行政無線の内容を電話で確認できる「テレホンサービス」や、メールで配信してくれる自治体も増えているので、確認しておくと良いでしょう。
情報収集の最後の手段!?

【電話がつながらない時に】災害用伝言ダイヤル(171)

災害時は安否確認の電話が殺到し、電話回線がパンク状態になります。そんな時に声の伝言板として機能します。

  • メリット:電話が直接つながらなくても、「171」をダイヤルし、音声メッセージを録音・再生することができます。家族が無事かどうか、どこにいるのかを声で確認できる安心感は非常に大きいです。
  • 注意点:サービスの存在を知らないと使えません。家族全員で使い方を共有しておくことが不可欠です。毎月1日と15日などに体験利用ができるので、一度練習しておくことをおすすめします。
通信が遮断された場合はコレ!?

まとめ

今回はラジオでの防災情報の取得方法について解説しました。ラジオは停電時でも災害情報を取得することができる、とても便利な防災グッツです。また、得られる情報の幅がとても広く、適した避難行動を促してくれます。周波数帯を切替ながら、自分が必要な情報を得ることで、安心して避難をすることができるでしょう。SNSやスマホが中心の時代ではありますが、災害時にはラジオも必要ということを覚えておいてください。

地震対策の基本が知りたい!

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