「スマホやテレビが使えない時どうすれば良いの?」
「防災無線ではどのような情報を放送しているの?」
「防災無線って必要なの?」
各地域に設置されている防災無線。ほとんどの人があまり意識していないのではないでしょうか。スピーカーで情報を伝えるアナログな方法ですが、今なお、緊急時に必要な大事な情報収集手段になります。今回は、そんな防災無線についてか移設します。防災無線では一体どんな情報をお伝えしているのか。なぜいまだに防災無線は使用されているのか徹底解説します。この記事を読み終えるころには、防災無線について少しは意識して過ごせるのではないでしょうか。
●防災無線について詳しく知りたい方
●スマホやテレビが使えなくなった時の情報収集の手段が知りたい方
●防災無線を聞き逃した場合の対処法を知りたい方
●そもそも防災無線って必要なのか知りたい方
防災無線とは?地域の人々を災害から守る緊急放送

●防災無線って何?地域の防災情報を大勢に伝える放送
●緊急時に本領発揮!防災無線の放送を聞いて適切な避難行動を
●東日本大震災で防災無線が活躍!津波の緊急避難を呼びかけ被災者を減らす
防災無線って何?地域の防災情報を大勢に伝える放送

出典:総務省
防災無線とは、一部の公共施設に設置されている住民に大事な情報を伝えるスピーカーになります。主に緊急時の防災を目的として使用されており、地震や津波等、住民に身の危険が迫っているときに、災害情報を伝えるためのものになります。
緊急時に本領発揮!防災無線の放送を聞いて適切な避難行動を
防災無線では、災害情報を放送しています。例えば、地震の場合、震度5弱以上の地震の発生で、震度4以上の地域住民に地震発生を知らせたり、津波が発生しそうな場合は緊急避難を呼びかけたりします。ほかにも河川の洪水の状況や、避難所の開設状況など、地域に特化した情報を教えてくれます。
東日本大震災で防災無線が活躍!津波の緊急避難を呼びかけ被災者を減らす
2011年東日本大震災で史上最大級の津波が発生した際、防災無線で緊急避難を呼びかけました。スマホやインターネットが使用できない中、防災無線のおかげで津波に気づき、適切な避難行動に移せた人も数多くいました。このようにネット回線の破損が原因で情報が得られないときは、防災無線の放送が必要に役立ちます。
防災無線のメリットとは?

●スマホやテレビが使えなくても、現状把握できる最後の手段
●地域に関係した一番必要な情報を取得できる
●緊急時は大音量で危険を知らせる
スマホやテレビが使えなくても、現状把握できる最後の手段
防災無線の良いところは、ネット回線に依存していないところです。大きな地震が発生した際、必ずと言って良いほど、通信インフラは使用できなくなります。停電が発生することも多く、そのような状況の中で災害の情報を収集することは非常に困難です。一方、防災無線は、ネット回線や電気を必要としないため、緊急時でも問題なく使用することができます。
地域に関係した一番必要な情報を取得できる
防災無線で放送される情報は地域住民に向けた、地域の情報になります。テレビやスマホなどから得られる情報は、県や府単位の比較的大きな範囲の情報が多く、避難行動をするための情報が足りない場合があります。一方、防災無線であれば地域に関連した今本当に必要な情報を得ることができるので、適切な避難行動をすることができます。
緊急時は大音量で危険を知らせる
就寝中に地震が発生した場合、スマホやテレビだと、気づかない場合があります。防災無線の場合、緊急時には大音量で危険を知らせる為、半ば強制的に地域住民に情報を届け、危険が迫っていることを知らせます。津波などの時間に余裕がない状況の中では、防災無線は非常に役に立つでしょう。
防災無線は誰が使う?

●防災無線は役場の管理下にある?
●防災無線は全国にどれぐらいある?
●防災無線は平常時も使用されている?
防災無線は役場の管理下にある?
防災無線を動かしているのは、市役所や区役所の職員さんです。役場の中に防災無線を動かす部屋が設けられており、緊急時には、その部屋で住民に情報を案内する形となります。情報を発信する際は、役場の職員さんが集まって放送内容を決めます。そのため、案内まで少し時間がかかる場合もあります。
防災無線は全国にどれぐらいある?
防災無線の正しい数は公表されていませんが、おおよそ10万機程と言われています。防災無線の特性上、音声を使って、できる限り地域住民全員へ情報を伝える必要があるため、狭く割り当てられた地域ごとに設置がされています。
防災無線は平常時も使用されている?
防災無線の使用は緊急時だけではありません。地域によって放送内容は様々ですが、防犯対策を呼び掛けたり、定時では音楽を鳴らしたりします。平常時から使用する目的として、緊急時にちゃんと動くように平常時から確認しているのです。地域住民は、毎日放送される内容を無意識に認識しており、放送されない日があると違和感を感じます。もし、防災無線の放送が途絶えたら、役場に連絡して教えてあげましょう。
防災無線の注意点

●住んでいる場所や天候によっては聞こえづらい
●聞こえない場合はどうする?
住んでいる場所や天候によっては聞こえづらい
住んでいる場所や天候によって防災無線が聞こえづらい場合があります。例えば、天気が大雨や雷が鳴っている場合、どうしても防災無線の音声がかき消されてしまい、聞こえづらい場合があります。また、都心に住んでいる場合、自動車の交通量によっては聞こえない場合もあるでしょう。
聞こえない場合はどうする?
まずは役場に相談するのが良いと思います。役場はできる限り住民の皆さん全員に届けたいと考えていますので、考慮してくれる場合があります。ただし、現実的に考えた場合、全ての方にしっかり聞こえる形で情報を届けるのは難しいです。もしどうしても聞こえない場合は、他の情報収集手段を取ることを検討してください。また、防災無線の放送内容を自分のスマホで改めて何度でも聞くことができる専用ダイアルもありますので、うまく活用しましょう。
防災無線以外の情報収集方法

地震の情報を得る方法は一つではありません。それぞれの特徴を理解し、状況に応じて使い分けることが大切です。ここでは代表的な7つの方法のメリットと注意点を解説します。
●【スマホでプッシュ通知】防災アプリ
●【停電時でも心強い】ラジオ
●【映像で状況把握】テレビ
●【揺れの直前に察知】緊急地震速報
●【情報の速さと拡散力】SNS
●【地域密着の情報】防災行政無線
●【電話がつながらない時に】災害用伝言ダイヤル(171)
【スマホでプッシュ通知】防災アプリ

今や最も身近な防災ツールの一つです。スマホにインストールしておくだけで、様々な情報を自動で知らせてくれます。
- メリット:緊急地震速報や避難勧告などをプッシュ通知で知らせてくれるため、情報を見逃しにくいのが最大の強みです。現在地だけでなく、実家など離れた場所の地域も登録できるアプリもあり、家族の安否を気遣う上でも非常に役立ちます。
- 注意点:スマートフォンが充電切れや圏外になると使えません。また、多くの情報が通知されるため、本当に重要な情報が埋もれてしまわないよう、通知設定を自分用にカスタマイズしておくことがポイントです。
【停電時でも心強い】ラジオ

昔ながらの方法ですが、災害時には絶大な信頼性を発揮します。特に停電時には最強の情報源となります。
- メリット:乾電池や手回し充電で動くタイプなら、停電していても情報を得ることができます。音声だけのシンプルな情報なので、聞きながらでも家の片付けなどができる点も便利です。消費電力が少ないため、長時間使えるのも大きなメリットです。
- 注意点:音声のみなので、地図や映像といった視覚的な情報を得ることはできません。また、普段からラジオを聞く習慣がないと、いざという時に地域の放送局の周波数がわからず慌ててしまうことも。あらかじめ主要なラジオ局の周波数をメモして貼っておくと安心です。
【映像で状況把握】テレビ

災害時の被害状況などを最もリアルに伝えてくれるメディアです。
- メリット:津波の様子や火災の状況など、被害の規模や切迫性を映像で直感的に理解できるのが最大の強みです。専門家の解説を交えて、多角的な情報を得られるのもテレビならではの良さです。
- 注意点:停電すると見ることができません。また、一方的に流れてくる情報なので、自分の知りたい情報をすぐに入手するのが難しい場合があります。地域情報をすぐに取得したい場合は、ほかのツールの使用が必要です。
【揺れの直前に察知】緊急地震速報

大きな揺れが来る数秒〜数十秒前に、テレビやスマホから独特の警告音で知らせてくれる速報です。
- メリット:大きな揺れの到達前に身を守る行動をとる時間を与えてくれる、まさに命を守るための情報です。この数秒で、机の下に隠れたり、火元から離れたりすることができます。
- 注意点:震源地に近い場所では、速報が揺れに間に合わないことがあります。また、予測震度と実際の揺れには多少の誤差が生じることも。速報が鳴ったら「揺れが来る!」と即座に行動する習慣をつけることが大切です。
【情報の速さと拡散力】SNS

SNSは、情報の速さと拡散力に優れています。
- メリット:現場にいる人からのリアルタイムな情報(例:「近所の〇〇川が氾濫しそう」)が非常に速く手に入ることがあります。また、友人や知人の安否確認にも役立ちます。
- 注意点:デマや不正確な情報が最も拡散されやすいメディアでもあります。発信元が誰なのか(公的機関か、個人か)を必ず確認し、他の信頼できる情報と見比べる「裏取り」が不可欠です。
【地域密着の情報】防災行政無線

市町村が設置している屋外スピーカーから、住民へ直接呼びかける情報伝達手段です。
- メリット:避難指示や避難所の開設情報など、その地域に住む人にとって最も重要な情報を伝えてくれます。スマホを持たない高齢者など、情報弱者にも情報を届けられる大切な手段です。
- 注意点:雨や風が強いと音声が聞き取りにくいことがあります。また、家の中にいると聞こえないことも。最近では、防災行政無線の内容を電話で確認できる「テレホンサービス」や、メールで配信してくれる自治体も増えているので、確認しておくと良いでしょう。
【電話がつながらない時に】災害用伝言ダイヤル(171)

災害時は安否確認の電話が殺到し、電話回線がパンク状態になります。そんな時に声の伝言板として機能します。
- メリット:電話が直接つながらなくても、「171」をダイヤルし、音声メッセージを録音・再生することができます。家族が無事かどうか、どこにいるのかを声で確認できる安心感は非常に大きいです。
- 注意点:サービスの存在を知らないと使えません。家族全員で使い方を共有しておくことが不可欠です。毎月1日と15日などに体験利用ができるので、一度練習しておくことをおすすめします。
まとめ

今回は防災無線について解説しました。防災無線はスマホやテレビで情報が取得できない場合の最後の手段になります。就寝中であっても緊急事態であれば、強制的に放送して危険を知らせます。スマホやテレビでは得られない、地域に即した災害情報をいち早く案内するため、緊急時には特別に効果を発揮するでしょう。


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